俳句・短歌 短歌 自由律 2020.09.26 句集「愛のままで咲く」より三句 愛のままで咲く 【第9回】 馬場 美那子 “こぼれる愛 からめた指の すき間から” 十七音に込められた、愛と感謝の川柳句集 母へ、恋しい君へ、愛犬へ、かけがえのない日常へ。やさしく、時に激しい愛の詩。 5章からなる川柳句集を連載にてお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 かあさんの足腰達者胃も丈夫 母の娘で良かった今日も乗り越えた 母と娘で笑いあう日の空青し
評論 『自然災害と大移住――前代未聞の防災プラン[注目連載ピックアップ]』 【第10回】 児井 正臣 壊滅的な被害が予想される東京直下型地震。関東大震災以降100年近く、都内では震度6弱以上の地震は発生していないが... 【前回の記事を読む】無理に人が住んでしまった?100万都市を形成するための地形的条件を満たしていない広島。洪水はある程度予想ができるので事前避難などを行うことによって少しでも被害を少なくすることはできるが、地震は突然やって来る。またその被害も、建物や設備の崩壊だけでなく、津波や火災など広範に及び、さらに電気・ガス・通信・交通機関などのインフラが長期に使えず、復旧にかなりの日時を要することが予想さ…
小説 『白い陥落~看護学生あずみの事件簿 2~』 【第9回】 叶浦 みのり 母親に内緒の傷害事件、これは一大事だ……。 家に戻ると真琴が車で訪ねて来ていた。隣には広田と名乗る小柄で綺麗な女性が―― 【前回の記事を読む】跡取り息子に思わぬ落とし穴。――父親存命中も成果を出し、跡を継いでからも事業は好調。好調なだけに、そのプレッシャーで…心配になったところで自宅まで押し掛けるとは、よっぽど差し迫った用事だということだ。余計な詮索をしていることを悟られてはいけない。「携帯に連絡は入れたのかしら?」夫人は静かに聞いた。「はい、携帯にも連絡は入れてみたのですが、つながらなくて……」「あら、そう……?…