俳句・短歌 短歌 自由律 2021.06.05 句集「愛のままで咲く」より二句 愛のままで咲く 【最終回】 馬場 美那子 “こぼれる愛 からめた指の すき間から” 十七音に込められた、愛と感謝の川柳句集 母へ、恋しい君へ、愛犬へ、かけがえのない日常へ。やさしく、時に激しい愛の詩。 5章からなる川柳句集を連載にてお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 打ち寄せる波のごとくに抱いだかれる もう一度人を愛そう春隣
小説 『迷いながら揺れ動く女のこころ[人気連載ピックアップ]』 【第4回】 松村 勝正 家政婦になったときから、ご主人を異性として意識したことはなかった。しかし昨晩の出来事で、奥様に対する小さな嫉妬心が芽生え… 【前回の記事を読む】あの時、家政婦は嫉妬していた…? 家に来て20年。夫の入浴介助は彼女の仕事。それを私が気まぐれで奪って…四方八方から飛び交う市場独特の掛け声や買い物客たちの行き交う足音で、二人はしばらく無言でいた。市場の入り口に差し掛かった所で、美代子が「美月さんは毎日大変ね。私、昨日主人の入浴介助をしたでしょう。初めは軽く考えていたのね。でも無理だと悟ったわ。やはり美月さんにお願いします」…
小説 『幸せを呼ぶシンデレラおばさんと王子様[新連載記念ピックアップ]』 【第19回】 武 きき 妻のファンクラブ発足?! 新婚社長は妻のおかげで毎日が幸せですとのろけ話も飛び出す。 【前回記事を読む】「着替えてくるね」スポーツ観戦のたびに妻はユニフォームに着替えて僕を楽しませてくれる...その週末、企業会があって僕たちのグループも例年通り、招待があり参加した。「山本社長、ご参加頂きありがとうございます」毎年企業の代表が参加する親睦会だ。「私共本社より紹介、ありがとうございます」「石川頭取、この企業で派手でなく、信用で仕事をしている社長を紹介していただけませんか。長い間、お付…