5〜8日目 小野妹子の墓から砂浜の湖岸へ
歩き旅5 1月29日(日) 5日目
雄琴―小野
5日目は有名な堅田の浮御堂を通る。浮御堂は湖上に橋を架けその先に建てられた寺院のお堂だ。その満月寺は臨済宗大徳寺派の禅寺で平安時代にできた。
この前二十四日には大津市の南端にある我が家の辺りでも雪が降り積もった。芝生や植木の枝がすっかり雪に覆われて真っ白の世界、年に一度か二度の珍しい景色となった。
出発の湖西線雄琴駅の辺りではまだホームや線路に雪が残っている。雄琴駅の周辺は近代的な住宅地となっていて、新しい家と整った道路が続いている。
しばらくして湖岸よりにルートをとると急に古い落ち着いた家並に入った。湖岸に向かって進むとその先が浮御堂である。ここに来るのはいつ以来だろうか、入場料を払って入る。
浮御堂からは琵琶湖の南湖が一望できる。ここでも正面は三上山だ。浮御堂は琵琶湖上に浮かぶように建っている。
入口の門が少し変わっている。白壁で塗られていて一見異国風だ。宇治の黄檗(おうばく)山に似ている。湖上のお堂を歩いて回ってみるがまだ周りに雪が残っていて風もあり寒い。
すぐ横に魚清楼(うおせいろう)という旧い鴨料理屋がある。食事ができないかと一応問うて見たが今日は日曜日、予約がないと断られた。でもしばらく旧道を歩いていると仕出しと食堂をかねた店の前に出て、そこで昼食をとった。結構おいしく何か得をしたような気分になる。
しばらく歩くと琵琶湖大橋、その下のトンネルを抜けると道の駅があった。今日は雪も残っていて人影は疎らだ。琵琶湖大橋は南湖と北湖の境目に架かっている。
歩く旅もこれで南湖(小湖)を終えた事になり一区切りと言いたい所だが、北湖は南湖と比べると比較にならないほど大きくどんな道が待っているか想像もつかない。
次の駅小野迄は湖岸近くを歩いた。まだ雪に覆われていたが、少しばかり琵琶湖の岸辺を味わった。