しかし、トレーニングを続けていく中で、単純な筋力が左右するベンチプレスの競技は、持って生まれたものが非常に大きいと気づいた。また、フィットネスや筋トレというジャンルからすれば、その中でのかなりマニアックな部類に入ることが分かってきた。

そして、この筋トレにかける情熱を、いつか生活の糧にしたいと考えたときに、ベンチプレス以外の別の方向性はないかと考え始めたのだ。

私は、筋肉を糧にしたいと思っていた。故に、この別の方向性を考える経験が、まず初めの小さな計画の修正であった(私の中では大き過ぎる修正ではあったのだが)。

そして、当時世界でブームになりつつあった自体重トレーニング(ストリートワークアウト)に興味を持ち始めた。以降はベンチプレスの大会には出ていたが、方向性(筋トレの内容)を徐々に修正していった。

そして、マッスルアップというエクササイズを身につけて小さな手ごたえを掴んだ後は、体重を少し落として身体を絞り込んだ。ベンチプレスで持ち上げられる重量は落ちたが、それでも自体重トレーニングに特化した身体にして、アメリカでの当時最も盛り上がっていた大会に挑戦した。

旅費は3回の渡航で100万近くかかった。

しかし、2回目3回目の渡航の際は、大会で優勝することもできた。その大会の出場と、現地での人と人との繋がりは、「ストリートワークアウト入門」を代表とする電子書籍の出版、そして2021年にKindleに実装されたペーパーバック(廉価仕様本)の出版に繋がっている。

 

次回更新は1月26日(月)、11時の予定です。

 

👉『とりあえず筋トレしろ』連載記事一覧はこちら

【イチオシ記事】「明るくて…恥ずかしいわ」私は明るくて広いリビングで裸になる事をためらっていた。すると彼は「脱がしてあげるよ」

【注目記事】大やけどで真っ黒になった、壊死した指。両手10本とも第1関節から切断することに