【前回の記事を読む】数時間の睡眠でも回復し、クリアに思考し続けられる身体を手に入れるには――人生を“ブースト”する、やりすぎない筋トレ

第8章

8-5.「他人は筋トレに興味がない」という大前提

もともと、世の中の大多数の人は筋トレに興味がない。

あなたもそうだったのではないだろうか?

日本のフィットネス人口(フィットネスジムに通う人数の割合)は、424万人、人口全体に対する割合は、3.33%である※。

※「世界のフィットネスクラブの国別会員数(2018年)」(IHRSA2014より)

ここ数年(執筆時2022年まで)のフィットネスジムの新規開業の数や雑誌での特集、筋トレアプリやゲームの普及、芸能人やインフルエンサーの筋トレの実践映像の普及などを考慮すると、人口の5%近くはジムに通ったり、自宅で筋トレを行っているだろうと私は感じている。

着実にフィットネス、そして筋トレを実践する人は増えている。しかし、その数はまだ多くても、上限5%程度であることは自覚しなければならない。20人の職場であれば、フィットネスジムに通っているのは1人なのだ。これは集団の年齢層や業種、都市部か地方などによっても変わる。

しかし、やはり筋トレは、まだまだ少数派の、マイナーな趣味であることは事実だ。

ここから何が学べるか? それは、自分が熱中していることに、他人は全く共感できない、興味がない、という事実だ。

基本的に、誰もあなたの筋肉には興味がない。筋肉さえあれば異性にモテることはない。しかし容姿が良ければ無条件で声をかけてもらえるだろう。だが、これは例外中の例外だ。あなたも私も、恐らく該当しないだろう。

職場であれば仕事の結果が全てだ。既に話したが、筋トレで身につくのはジム能力である。事務能力ではない。

重いものを運ぶ際には重宝されるだろう。「少し手当をつけて欲しいなあ」「いやいやこれ片手でも持てるだろう」などとあなたは感じるかもしれない。しかし、あなた以外は両手で持つのも怖いくらいなのだ。

既にあなたは、鍛えていない人から見れば超人なのだ。