【前回の記事を読む】鉱物学からベンチャー企業まで──学術研究から産業応用へ、可視化技術とともに歩んだキャリア転換の軌跡
第一章 私と長男のこと
私自身のこと
[退職して日本に帰国]定年退職して日本に帰国してからは、技術開発だけでなく、それをどのようにビジネスに活かして商売にしていくべきか、ビジョンシステムの技術経営へと発展してきた。
そこで『マシンビジョンビジネスのためのMOT(技術経営)』(産業開発機構、2006)を上梓した。
非常勤ではあったが、マーケティングの会社を通じて、いくつかの会社の社外取締役や技術顧問を務めた。また、異業種交流会を開催したり、マーケティング講習会をしたりして、人と人のつながりの重要性を説いた。
[終活開始]60代後半から70代にかけ、ビジネス関係の活動はすべてやめ、自分の趣味のための時間を大幅に増やした。ダンス、旅行、篆刻(てんこく)、木彫、焼き絵、鉛筆画などに没頭。
70歳を過ぎてからは、旅行記・エッセイなどの冊子づくりを楽しむ。その一方で、マンションや地域図書館などのコミュニティー活動に携わった。80代に入り、自分史をまとめるためにこの新書のプロジェクトを始めた。