【前回の記事を読む】お酒の小ビンを投げつけられても…偽善だろうが何だろうが、一人でも多くの人の役に立つなら、やらないより絶対やった方がいい。
8章 大阪女学院短期大学時代
文化祭での活躍
ボランティア部は十一月に行われた文化祭でも活躍した。私たちの部は、韓国ラーメンを出し物に選んだ。
その日は雨も降り寒い一日だったので、私たちのラーメン屋さんには行列ができ、終了時間までに完売した。その年は、ネギの値段が高騰し、一時は違う出し物にしようかと考えたが、私の母がネギと白菜キムチを差し入れてくれた。
そのおかげで、一日目も二日目も売り上げNo.1に輝いた。後日、部員たちと打ち上げに行ってお祝いをした。私と部員たちは、事故やけが人が出なかったことにまずは安堵した。そして結果がついてきたことに満足感でいっぱいだった。
全員でハイタッチをし、ジュースで乾杯をした。部員たちも大変喜んでくれた。私の中でのシアワセ感と高揚感はなかなか治まらなかった。忘れられない最高の日になった。
そうそう、文化祭のイベントのひとつにハンバーガーの大食い大会が催された。
私の仲良しの友人がイベントに参加した。私は忙しくて応援に行けなかったが、母が代わりに行ってくれ、電話で実況中継してくれた。
とてもよく食べる体の大きな教授と競い合っていたそうだが、最後に友人が追い越して優勝を勝ち取ったのだ。友人は拍手喝采を浴びたそうだ。その場に居られなかったことが残念だった。
私はその一報を聞いた時、やっほぉー!とガッツポーズをした。勝たせてあげたかったので、自分のことのように嬉しかった。
文化祭には最高の思い出しかない。