俳句・短歌 詩 短編集 ことば 2025.12.09 誰かとの何気ない会話、部屋に残った彼女の匂い。日常を切り取った3篇の詩 「四時一分前」 待ち合わせ 腕時計を見る いつもの駐車場 外はまだ明るい 隣に着く車に 足早に乗り換える 何気ない会話 そして 沈黙 この時間が好き
小説 『背徳と熟愛のはざまで』 【新連載】 水沢 むつき 47歳バツイチ教師の私が溺れた“やめられない快楽”――年下の彼との恋は破滅か、それとも…… 今まで47年間生きてきた中で経験したこともない。こんなに優しく体を愛撫されただけで、何度も押し寄せる絶頂の連続。私が今までしてきたセックスは何だったのか。ただ、これは女性用風俗(略して“女風”)の性的マッサージ。女性は男性セラピストに報酬を支払い、挿入行為はないことを約束して受ける性感マッサージ。「はじめまして」からの会話の後、シャワーから始まり、キス、指圧マッサージ、オイルやパウダーを使ったマ…
小説 『二十五時のブラッディーマリー』 【第2回】 間埜 心響 妻が目を付けたのは、美しい少年だった…「ねぇあなた、あの子」それだけで妻の言いたいことは分かった。少年を連れて帰るのだ 【前回記事を読む】「いい予感がするの」養子縁組はある意味買い物に似ている。夫妻は今日「品定め」に来た。容姿端麗で賢い、7歳未満の男の子を…確かにそうなのだろう。ここには毎日のように両親候補が訪れてくるのだろうし、縁があって新しい親子になることが決まり、この施設を去っていく仲間たちを見ながら、子供たちは成長していくのだ。落胆と羨望という痛みを通して。「ちょうど来月の発表会の練習をしているところでし…