淋しさって

ひとは自分が淋しい時に

涙で自分を納得させようとしている時に

むしろ他人に優しく振る舞える

――そんな気がする

自分のやっていることが空回り

中傷もその上に 想いとは逆に突き刺さる

自分に刺さっている他人の棘の痛みに耐えながら

約束の日に 雨が降っているだけで 何もかも自分は終わりみたいに

大げさに怒っていたり 独りよがりに寂しがる友に

LINEで

(雨 上がるといいね~ どう? 大丈夫?)と 気遣う――

自分の淋しさの横にある 他人への優しさってなんだろう?

頬杖を突きながら 自分を薄くする夕暮れ

仕方がないよね~ と

自分を受け入れる心の入口を また 開ける

そんな自分を受け入れながら めげずにやっていく

何度かの 仕方がない! には 拳で机を叩いてみる

ひとは涙を感じるとき 他人に優しくなれる

こういう自分の淋しさに 付き合っていく

自分の今を受け入れて めげずにやっていく

淋しさで 自分も 想いも 下ってしまったけど

淋しさの中に見つけた 昨日より好きになった自分も居る

淋しさって 裏側にはいつも本当の自分がぶら下がっているような

淋しさって いつも自分の歩きたい方向を示してくれているような

淋しさって きっと 選択すべき大事な分岐点を見せてくれている

淋しさって……私が一番 私らしくあろうとすることかも?

 

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