第二章 日本列島周辺の沈んだ大陸

図9 ナウマンゾウが渡った陸橋と化石の分布。水深1000mで区切ると朝鮮半島から日本列島に陸域が連続します。ナウマンゾウマークはその化石の主な発見地を示します。

日本列島は、今から約二〇〇〇万年前の前期中新世(ちゅうしんせい)には中国大陸の東の縁辺で、まだ日本海の南部のほとんどは陸地でした。

しかし、約一六〇〇万年前の中期中新世になると海面の上昇によって日本海が沈水し、その一方日本列島は隆起して島弧(とうこ)(弧状の島列)として出現してきました。

そして、約一〇〇〇万年前の後期中新世には現在の日本列島の背骨にあたる脊梁(せきりょう)山脈が隆起して日本列島の原型ができあがりました。

その後、とくに前期更新世(こうしんせい)の今から一八〇万年前以降に、島弧の大規模な隆起と海面の上昇があり、現在の日本列島が形成されたと考えられます。

この一八〇万年前以降においては、数度にわたり日本列島は大陸と一時的に陸続きになり、大陸周辺部に分布していた生き物の系統が現在の日本列島に渡ってきたと考えられます。

 

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