【前回の記事を読む】「正しい」という言葉は「悪」であり、日本人にとっての「元凶」でもある

人生哲学

「正しさ」

子供達は、子供故、「正しさ」は唯一無二だと、一途に信じ込む。

大人は都合が良いので、その子供達の「一途さ」を利用する。

大人の御都合主義の乱用の弊害で、その子供達は「大人」になっても「正しい」、「正しさ」は「一つだけ」だと信じ込み、その概念が「トラウマ」になって生涯に亘り残る。

伊能忠敬は、寛政九年、1797年に北極星を頼りに緯度を計測し、享和元年、1801年に木星の衛星の観測により経度を計測し、その時代に、誤差0.2%の精度で地球の直径を算出した。

「宇宙」の年齢は、137億年らしい。因みに、1光年とは、9兆5000億kmらしい。

可視可能な「宇宙」は、直径約28ギガパーセクで、「930億光年」らしい。

それらは、「宇宙は一つ」と仮定しての話だ。

多元宇宙論(マルチバース)では、「宇宙」は無限に存在するかもしれないらしい。

天文学と物理に於ける「正しさ」は、間違いなく「今日」だけの事だ。

新生児でさえ、精々100年で、私に至っては、あと10数年で、この宇宙から消滅する。

我々、人間の「正しさ」も、「今日だけの事」だと思って、間違いは無い。