「正しさ」
「正しい」という言葉は「悪」であり、日本人にとっての「元凶」でもある。
何故「悪」であり、「元凶」なのか?
それは「正しさ」の言葉に、「現時点」という語句が、欠落しているからだ。
「正しさ」は時代と共に変化する。地動説を唱えたコペルニクスが魔女狩りに遭った様に。
「正義」も然り。「黒人奴隷」や、「異教徒撲滅」が正義の時代も在っただろう。
幼い折から「正しさ」を求められ、煮凝りの如く「四角四面」の中に押し固められ、その正しさを大人になっても持ち続け、見直そうともしない。
「正しさ」とは何だ。「正しさ」とは、その瞬間に於ける「社会的是認」にすぎない。
「是認」は時間的経過により、是認故に「否認」される宿命を背負う。
「現時点に於いては、正しい」、「現時点での、正しさ」は理解出来るが、単に「正しい」という言葉には、馬鹿々々しさを覚える。
次回更新は11月9日(日)、11時の予定です。
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