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第一章 老いてなお青春
イベントの歓喜
本日は、名古屋で希望会のゲートボール大会。皆、張り切っている。行きのマイクロバスの中でも会話もはずみ意気揚々、作業療法士のSさんも試合の故か何時もよりちょっと優しい。
名古屋の庄内公園で10面位あるゲートボール場で試合開始。アサオ達の病院のCチームは予選リーグで勝ち進み、ベスト8の決勝トーナメントの初戦で敗れる。
結果ベスト8、過去最高の成績。アサオも3試合とも、一回で第一ゲート通り大活躍。だけど来年もまた、イイ成績が残せるかちょっぴり不安。
アサオはいつも苦労性、楽しむ為のイベントなのにと苦労性の自分に失笑するアサオであった。
今のところ退院する予定はないがいっしょにKK病院に入院している妻の豊子が乳癌を硬め、肺血栓症が小康状態になり、車椅子で生活出来るようになれば、
また二人して年金で障がい者の枠で市営アパートでも入って、また豊子の手料理を味わい枕並べて眠る生活が今のアサオの夢である。