俳句・短歌 短歌 四季 自然 2025.10.18 【短歌3首】「たんぽぽ」線路脇 ひっそりと咲く たんぽぽの 風に揺られも 天向き咲かす 歌集 いのちの名 こころの風景 心の音 【第1回】 出島 美弥子 流れゆく 時、夢、希望 歳重ね 揺らぎなき今 新たな道へと この記事の連載一覧 季節の移ろい、遠い日の記憶、明日への希望――私たちのこころの風景に、鮮やかな色を与えることばたち。人生の喜びも苦しみもやさしく包み込む至高の歌集。 ※本記事は、出島美弥子氏の書籍『歌集 いのちの名 こころの風景 心の音』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 こころに咲く詩うたたち
小説 『終恋 [人気連載ピックアップ]』 【第2回】 高生 椰子 「死ぬ死ぬ詐欺」に遭った私がバツ2になった理由。――2回目の夫は23歳年上で、私以外の恋人が何人もいた。最初は内縁関係だったが… 【前回の記事を読む】一通のショートメール…45年前の初恋の人からだった。彼は私にとって初めての「男」で、そして、37年前に私を捨てた人だ。最初の結婚は、2年足らずで終わった。私は小さな府営住宅に住んでいる両親の元に出戻りした。別れた時、私は妊娠しており、シングルマザーで娘を産んだ。父は脳梗塞で自宅療養中、母には父の介護と私の娘の世話をしてもらっていたので、働き手は私一人だけだった。必死になって働…
小説 『義満と世阿弥』 【第10回】 貝塚 万里子 親友は敵方の縁者?! 彼と敵対しないためにも若き将軍義満は南北朝の統一を画策する―― 【前回の記事を読む】将軍と少年芸能者の“友の誓い”――侮辱された世阿弥が将軍義満に願ったこととは…この結果京都は反頼之派の軍に包囲され京都は大混乱に陥り、兎にも角にも細川頼之が追放されなければならない状況に追い込まれてしまった。一三七九年四月十四日、義満は有力守護を室町第に招集し、遂にその意に反して細川頼之の罷免を宣言した。細川頼之と言えば将軍を補佐する管領であったが、義満の父義詮が死の床で「汝…