俳句・短歌 短歌 四季 自然 2025.10.18 【短歌3首】「たんぽぽ」線路脇 ひっそりと咲く たんぽぽの 風に揺られも 天向き咲かす 歌集 いのちの名 こころの風景 心の音 【第1回】 出島 美弥子 流れゆく 時、夢、希望 歳重ね 揺らぎなき今 新たな道へと この記事の連載一覧 次回の記事へ 最新 季節の移ろい、遠い日の記憶、明日への希望――私たちのこころの風景に、鮮やかな色を与えることばたち。人生の喜びも苦しみもやさしく包み込む至高の歌集。 ※本記事は、出島美弥子氏の書籍『歌集 いのちの名 こころの風景 心の音』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 こころに咲く詩うたたち
小説 『火点し時』 【新連載】 順菜 月に3回、同僚とホテルへ行く習慣ができた。職場の飲み会の帰りにそういう流れになって、恋人はいたけど止められなかった。 優人は仕事帰り、いつものように彼女のアパートに寄った。今夜も静子の帰りは遅い。優人はコンビニで買ってきた缶ビールとそば、するめをつまみながらしばらくテレビを観ると、風呂を済ませてからベッドに入った。十一時過ぎ、家主が帰ってきた。「お帰り」「来てたの……」静子は疲れているようだった。「風呂、追い焚きすればすぐだと思うよ。そんな冷めてないから」「うん、じゃあ入る」静子は言葉少なに風呂へ消えた。飲食店…
小説 『花房藩釣り役 天下太平』 【第8回】 石原 しゅん 毎晩2合の晩酌をする父の習慣が、あの事件以降途絶えた。理由は「家族への申し訳なさから」と思っていたが、実際は… 【前回の記事を読む】最後に「おいしい」と言ってくれた……生姜湯を飲み干した直後、彼女の体は「くたん」と崩れ、意識を失ったそれで帰りが遅くなった。「今日も釣れましたか。この分では鯉がいなくなってしまうのではないですか?」百合が冗談めかして石動に聞く。「うむ。わしもそう思って聞いてみた」秀次がまじまじと石動の顔を見て、冗談ではないと分かると、腕を組んで考え込んだ。「うーん、魚や人なんてえもんは無尽蔵…