無敵のふたり

あなたがわたしにくれたもの

わたしがあなたにあげたもの

両方 秤では量れない

両方 大切なもの 大切なふたりの愛

 

あなたがわたしに気づかせてくれたこと

わたしがあなたの横顔にみた暗い影

どちらも 尊いもの

だって 影は存在の証明なのだから

 

あなたのお陰でわたしがいる

あなたのお陰でわたしがある

あの時のわたしは

あなたの隣で頷くだけで嬉しかったのよ

 

いつか

ふたりは

地に咲く花にも 空を舞う鳥にも

風にも月にもなれるだろう

と 本気で思っていた

 

そして その時が来たなら

今度こそ ふたりは

夕暮れにも 朝焼けにも

星にも宇宙にもなれるだろう

と 信じている

 

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