【前回の記事を読む】【哲学・宗教】本書が読者にとって神へより親しみをもたらし人類が互いにさらなる愛と理解を深めることに…
M. A. ハンナン氏の経歴
ハンナン氏は国内(バングラデシュ)的にも国際的にも成功をおさめた口腔医学の情愛溢れる専門医として知られている。大学院時代の多様な研究基盤によって、彼は歯科医学の臨床医としてまた研究者として今日に至っている。
ダッカ大学卒業後は、科学に熱中し口腔医学の専門医となり、日本の北海道大学では博士号を、米国のテキサス大学では公衆衛生の修士号を取得した。
また彼は公衆衛生学の研究に没頭し、大衆、特に恵まれない人々への奉仕に携わった。そして専門分野の業績によって米国ボストンのハーバード大学公衆衛生部門における世界から参加する2012年短期公衆衛生プログラムに招聘された。
ハンナン氏は元々は教師であり、歯科医であり研究者である。業績には国際科学誌に多くの論文を発表している。
彼が本来の分野以外で本を出すのは今回が初めてである。8年にわたる彼の心の変動が、霊性について書く契機となった。
この使命は彼の霊性と心血によって果たされた。このために6年を越える歳月が費やされている。
1 生命の本質
・生命は創造主からの贈り物である。贈り物を無垢のまま贈り主にお返しするために、一瞬一瞬を有意義に過ごさなければならない。
・我々の生涯は波乱に富み、それには選択の余地がない。しかし我々はしっかりと足元を固め常に最善を尽くし、創造主のお慈悲に縋って純粋な気持ちでそれを受けとめなければならない。
・我々はみんな純粋な心の状態でこの地上に送られてきた。この世は広い試験場のようなもので、地球上の生活は、非常に厳しく神に監視されているのである。偶々、過ちを犯したならば、生涯を通してその魂を悔い改めて、地上に送られた最初の日と同じ純白な心を主へお返ししなければならない。