第1節│Oral Approachの導入
オーラル・アプローチ(Oral Approach)は、20世紀中頃に提唱された英語教育の教授法で、特に言語習得の初期段階において口頭コミュニケーションを重視するアプローチです。
ELEC(English Language Education Council 英語教育協議会)の当時研究部長であった山家保氏がミシガン大学に留学し、Charles C. Friesの指導を受けたことで、日本におけるOral Approachの普及に大きな影響を与えました。
このアプローチの中心的な考え方は、言語がまず口頭で使用され、その後に書き言葉へと発展するという自然な言語習得のプロセスを反映している点にあります。
Friesは音声重視の教授法を提唱しており、音声的側面の習得が言語学習の基盤であると主張しました。
彼のアプローチの一環として、Pattern Practice(パターンプラクティス)があり、これは特定の文型を繰り返し練習することで、学習者が自然に文法規則を体得できるようにする方法です。この手法は、学習者が正確な発音やリズムを身につけるのに役立ちます。
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