【前回の記事を読む】集中するには、まず集中できる環境を整えること。集中できる環境を整えれば、成果は自ずと上がってくる

第4章

4-9.建前では続かない、「本音」と向き合おう

「ちょっと筋肉が付けばいい」

「何かをやる気力が出ればいいな」

「健康に過ごせればいいか」

あなたが筋トレに取り組むとき、「ちょっとやってみよう」で始めても良い。一歩目が大事だからだ。そしてあなたは、掃除、自炊、ウォーキング、家トレなど、身の回りでできることから変えてきた。素晴らしい……!

しかし、ここで留まっていてはいけない。まだまだ、自己肯定感も幸福も味わっていないだろう。

「でも、そこそこ健康的な生活になったし、これでいいかなあ」

……確かに、健康は大事だ。私ももちろんそうだ。最終的な目標は健康だ。

しかし、私も含めて筋トレに囚われた多くの人々は、筋トレをやり過ぎている。かえって不健康になっている。健康のためなら、いや筋肥大のためなら寿命を削ってもいい、という矛盾した世界で生きている。

「中毒じゃん……」

その通りだ。そしてあなたも、この世界に到達して欲しい。やり過ぎるくらいに筋トレを愛することができれば、もう既に幸福の中にいられるのである。これこそ、私が「筋トレは合法麻薬」と言う理由だ。