【前回の記事を読む】2011年3月11日、東日本大震災――クッキーは飛び上がって天井を見渡しながら走り回り吠えたてた後、カアサンに飛びついた
地震 2011年3月28日 クッキー4才1か月
復興の大事業が1年や2年で終わるはずはないのですから。本当に必要、本当に困っている人々が優先されるなら、私たちも我慢ができる。
“がんばって”という言葉はよろしくないらしい。ただ、被災した方々に心を寄せて、思いを寄せていきたい。それが、私たちの“我慢”の支えとなるかもしれません。
地震という招かれざる訪問者は、この動く大地に生を受けた私たちの宿命です。明日は我が身。老朽マンションに住むクッキー一家としては、ささやかな自助努力として、緊急用リュックを用意しましょう。
クッキー用のグッズも大事。ペットは災害弱者。災害時には、当然ながらペットにまで目配りはしてもらえないでしょうから。
クッキーはといえば、地震にすっかり敏感になった様子。真っ先に気づいて怯えるし、テレビの“ビョロン、ビョロン”という緊急地震速報の音に飛び上がって、囓っているガムまで放りだしてカアサンに「抱いて! 抱いて!」と飛びついてきます。“あの音がすると揺れる”ということを学習したのでしょう。
早く大地のエネルギーが静まってほしいものです。
