「大手の会社に頼めば安心」

「地元の不動産会社とは何十年もの付き合いだから大丈夫」

「ずっとお世話になっている金融機関さんの紹介だから問題ない」

そうおっしゃる方もいますが、本当に正しいのでしょうか?

私はお客様に一言尋ねたいと思います。

「売却したあと、周辺の状況について気になったことはありませんか?」

「購入金額や売却金額は、相場と比較して妥当でしたか?」

「購入時の条件が、10年後も変わらないと思いますか?」

おそらく自信をもって答えられるお客様は、多くはないと思います。なぜなら、不動産業界にいる専門家でさえも対象不動産の本質を完全に理解せず取引していることがあるからです。

私は大学卒業後、不動産売買仲介大手の東急リバブルへ入社いたしました。5年間、不動産の売買仲介営業を経験し、その後は都内初の廃校再生事業を含む不動産再生ビジネス事業や数百億円規模の不動産ファンドの運用、相続コンサルティングなど不動産に係る幅広い経験を積みました。

不動産業界歴約26年はベテランの方から見るとまだまだヒヨコかもしれませんが、不動産取引に係る経験とスキルを磨いてきた自負はあります。

本書では、私のこれまでの経験の一部をご紹介します。この情報が皆さんのお役に立ち、将来「この取引は賢明で長い目で見ても良かった」と感じていただけることを願っています。

 

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