俳句・短歌 歴史・地理 歌集 歴史 2020.09.02 歌集「風音」より三首 歌集 風音 【第5回】 松下 正樹 何気ない日常にある幸せを探しに。 優しい風を運ぶ短歌集を連載でお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 蝶が舞う蜂がぶんぶんすれ違う 春らんまんの菜の花の庭 日もすがら春の嵐に湧きたちて 揉みあふ若葉 里山ゆする 吹きとほす一日無頼の春嵐 マンション・ベランダに干し物見えず
小説 『訳アリな私でも、愛してくれますか』 【第29回】 十束 千鶴 「もうマジで、すげー萎えたよ。」彼氏に左胸がないことを打ち明けた翌日に…溢れ出る涙。期待した私が悪かったんだ… 【前回の記事を読む】「私、実は左側の胸がないの」——この人なら私を受け入れてくれる、そう思い打ち明けたが「は……?」「マジかよ……」「ごめんね、今まで打ち明けられなくて……でも、大輝とそういうことをする前に、伝えておかなきゃって思ったの」大輝の様子を伺う。言葉を選んでいるのが伝わってくる。「……まぁ、じゃあ……今日はやめとく?」「え……」(やめてほしいっていうわけじゃないんだけど……)ただ、理解…
小説 『続・ながれ星 冬星』 【第5回】 石田 義一郎 「まさか飛び込むとは……。いい度胸をしているが、命はあるまい」。しかし時が経ち、彼は息を吹き返した—— 【前回の記事を読む】膝や足首、首元を容赦なく切り裂いた。防戦するのが精いっぱいで、岩場に足を取られ転倒し…「姉貴、気をつけな。この小僧、背中の箱を使って仙術(せんじゅつ)を使うよ」亜摩利は義近の反撃を食らい、その攻撃方法の盲点を突こうとしていた。先ほどの戦いの反省から一方向からの攻撃ではなく、挟(はさ)み撃(う)ちの態勢を敷くよう蘇摩利に耳打ちした。さすが姉よりも知略が上の妹だけあり緻密である。…