目の疲れ・かすみ目
勉強や仕事などによる目の使い過ぎによる疲れが対象です。視界が白く曇って見える、視野の中に見えない部分がある、目の奥に拍動を感じる、そもそも痛みやかゆみがある場合はすぐ眼科へ!
目は左右に二つありますし、脳の構造上片方に異常があってももう片方で補ってしまうそうです。目がかゆいなあと片方をこすったら、逆側が全然見えなくて慌てて眼科に駆け込んだ例もあるんだとか。片目ずつ手で隠してみて、異常が無いかを確認することを毎日の習慣にしましょう。
目の疲れ・かすみ目は、肩こりや筋緊張性頭痛と併発することがよくあります。多くは目の使い過ぎや首肩まわりの筋肉の過緊張による血行不良が原因です。肩まわりの筋肉をほぐすほか、ホットタオルで目の周りを温めると血管が拡張して血流が確保できるため、つらい症状の緩和に役立ちます。
【対策】
目の周りには特に効果的なツボがたくさんあるので紹介します。
【首の後ろの中央部分を上っていって、頭蓋骨の下縁を左右に筋肉(僧帽筋)を乗り越えてすぐのところにある凹み(天柱(てんちゅう)) 】

指でもいいし、家にあればゴルフボールやすりこぎの尻側でもOK。逆側の目に向かって気持ちいいと思うくらいの強さで押します。
目の項目なのに突然首の後ろが出てきたのでびっくりしたかと思いますが、この天柱は鍼灸治療でとてもよく使われる目の疲れに特によく効くツボ(特効穴(とっこうけつ))です。
【眉の中央より少し眉頭側、眉より少し上に凹みを感じるところ(陽白(ようはく))】
【鏡を見て瞳の中央の下、眼球が嵌っている骨の縁より少し下で、少し凹みを感じるところ(四白(しはく))】
四白は顔の中でも皮膚が薄い部分なので上下左右に皮膚を引っ張るとたるみが出てしまう可能性があります。一回十秒くらい優しく押し込むように押しましょう!
【眉頭より少し下、頭蓋骨の目がはまっている穴の縁の下に凹みを感じるところ(攅竹(さんちく))】
両方の眉頭の上にそれぞれ左右の親指を、指先が下を向くように当てます。
そのまま親指を下に少し動かすと、頭蓋骨の下縁にポコっとはまるはずです。
左右の親指で内上方に向けて押してください。目の辛さを感じる方はここを押すとツーンとした痛みがあるはずです。やり過ぎると痛みが出ることがあるので、気が向いた時に5秒くらい押しましょう。

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