【前回の記事を読む】DC電源駆動の車輛をDCC化する際にはしっかりと添付されている説明書を十分読み込んでから取り組む

第6章 デジタル制御(デジタルコマンドコントロール;Digital Command Control・DCC、鉄道模型をデジタル信号で遠隔制御するための方式)

6.1 DCC デコーダの使用例

図19(b) ではヘッドライトとテールライトの従来の結線からデコーダへの接続に変更した例です。NゲージでもHOゲージ系でも最近では“ライトユニット”などという商品名でユニット化され、車輛の運転台などに組み込む形になっているので、デコーダ化するにはユニット内部の接続を変更しなければなりません。

具体的には、ヘッドライト、テールライト、室内灯へ青色のリード線を正極にして接続していきます。なお、デコーダによっては電球でも使えるように電圧が掛かっているのもありますのでLEDライトの場合は電流制限用の470~2Kオーム程度の抵抗を直列に接続しないと切れてしまいます。この注意書きはデコーダ説明書に記載されていますので必ず読んでください。

写真を拡大 図19 (b)DCCデコーダ化によるLED点灯変更例(T1社製HO系クモニ83)
デコーダからの結線は共通(青)、黄色、白線を接続することで完了した