サウンド付きデコーダを一体にした専用デコーダも増えてきました。図20はその例です。制御は専用のコントローラーから車輛アドレス、通常は“03”ですが、入力して走行できるようになります。詳しくは各デコーダメーカーのマニュアルを参照ください。英語版が多いですが翻訳文もインターネットから入手できます。

DCC車輛をレールに載せてから電源を入れるとか、電源電圧がDC電源では~12VDCですがDCCでは16VDC~とか条件がありますので留意されると故障リスクを防げます。メーカーによっては元電源が100Vより220Vに変換するトランスが必要な機種もあります。

写真を拡大 図20 デコーダ搭載例

なお、旧型の真鍮をはじめとする金属製蒸機等車輛では車体自身をS極通電経路に用いている製品が多いですが、レールから絶縁してモーターに通電する経路としてはDCC化ではデコーダがショートして破壊するリスクが高くお勧めしません。車体を通電経路には使用しないほうが良いです。

次回更新は6月11日(水)、18時の予定です。

 

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