辺境の国・韓国 その①
前稿では時代が変わっても相も変わらず自国中心の生き方を主張する中華の国・中国の危うい生き方について話をしましたが、本稿では中国の隣国に存在する朝鮮半島の韓国について話をしてみたいと思います。
中国は昔から自らを世界の中心国だと位置づけて周辺に睨みを利かせていました。その隣国に存在するのが朝鮮半島の韓国です。韓国の立場を地政学条件を絡めて説明すると、韓国は厄介な大国・中国に北朝鮮と共に隣国に位置にする「辺境の国」となります。
韓国が存在する朝鮮半島の歴史を大雑把に紐解いてみますと、朝鮮は4世紀の初め頃迄中国の直轄地だったとされています。四世紀の半ばになり、中国の支配から脱した朝鮮民族は、北は高句麗、南は百済と新羅と「3つの地域」に分かれて存在していました。
朝鮮半島における3地域の基本的な生き方の構図は、中国の陸続きにある高句麗は、中国に苛まれ乍らも中国の力を応用して生きていました。一方高句麗の南に存在する百済と新羅の二つは、互いに組んだり解れたりの関係を繰り返し乍ら北の高句麗に対抗して生きていました。
現在の朝鮮半島は、3つの地域でなく北朝鮮と韓国の2国で成り立っています。
分断は3地域から2国間に変わっていますが、韓国の政治勢力は与党と野党がいつも競い合っている事から、朝鮮半島は相も変わらず、北朝鮮(高句麗)と与党と野党が拮抗する韓国の3地域からなる構図となっています。
同一民族乍ら昔から3地域に分かれ、分断と抗争を繰り返すお国柄。日本人の私たちからみれば不思議な国に映りますが、ここに朝鮮半島が中国に隣接し、且つ中国から抜け出せない厄介な辺境国の特徴があります。
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