朝の6時25分からテレビ体操をして、毎週ヨガとマッサージに行く、虫眼鏡で辞書を読む、鍼治療を受ける、若い時には必要なかった事です。若い時は徹夜で本を読んでも疲れなかったけど今そんな事をしたら入院するかもしれない、何の為に勉強するか分かっていればもっと勉強したと思います。

原始的な生活をしない限り、ある程度の読み書きと計算は必要、と言いながらマサイの人達もスマホを使っているそうで彼らも読み書きが出来るのだと思います。

戦国時代から江戸時代初期にかけて、治水工事や築城、測量などの目的で和算が発達したそうです。加重な年貢を納めない為にも農民は和算を勉強していた様です。

働いて税金を払う様になると税金の使い道に関心を持つ様になります。学生の時「公民」の授業があったのはその為かと後になって分かったりします。国内だけでなく外国の事も分からなければ海外取引が出来ないから地理も必要です。

冬に結露が起こる原因が分からないと対策を考えられない、地球の公転がもたらす四季の変化があるから衣食住に於ける寒暖の調整が必要になり、理科も勉強しなくてはいけない、子供の頃から社会に関心を持ち、新聞を読む人は頭が良いのだと思いますが、私は何も考えずに大きくなってしまいました。

就職するのに履歴書を書かなくてはいけません。いつ何処で何をしたという履歴は一生変えられません。人事部は「うちの仕事を任せて大丈夫だろうか」という判断材料として履歴書を使うのでしょう。私が採用する側なら応募した人の履歴を知りたいと思うから当然の事です。

高校や大学を中退して活躍している人もいますが、とりあえず学校を卒業すれば世の中で困らないというのはある程度正解です。

何の為に勉強するのか。世の中に出て困らないだけでなく、良い情報をインプットする事は人間の幅を広げてくれます。

 

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