こう答える人もいるだろう。この答え、ある意味で正解だ。お菓子やらジュースやらは企業が研究に研究を重ねた成果なのだ。だが本当に身体に良いものを、良い状態で食べた時の感覚をあなたは知らない。
味覚ではなく「身体にとっておいしいもの」を「最高の味だと感じる」。まずはそれを体験して欲しい。もちろんそれは、筋トレの後に体験できる至高の経験だ。
あなたはまずはこれを味わってから、再度ポテトチップスやコーラに向き合って欲しい。それが本当に食べたいものなのか、考え直して欲しいのだ。
食事によって、自分の身体がどのように変化するのか。自分の身体は何を求めているか。今から自分で料理して、それを身体全体で感じ取ろう。
では、これからスーパーに行って買うべき食材を紹介する。それで自炊する生活を、騙されたと思って1週間続けて欲しい。他に家族がいても、まずは自分の分だけ作れば良い。キッチンを使ったら、皿洗いだけするようにすれば怒られはしない。
ちなみに、食べ物の味を感じる「味蕾」は約10日で生まれ変わる。自炊に加えて、生活習慣の改善（朝起きて運動）も行えば、明日にでも味蕾の変化は感じられるはずだ。そして、1週間後に、これまで自分が食べ慣れてきた食事と向き合って欲しい。
本当に自分の身体はジャンクフードを食べて喜んでいるのか？ 身体の声に耳を傾けながら、以前食べていたものを口にしてみよう。
……少し脱線して熱く語ってしまった。食事に関する喜び、これは筋トレをして、さらに減量をすれば、一般の方が味わうものの数百倍の喜びを感じることができる。だがこれを語り始めると、あなたがスーパーに行く前に本書が終わってしまうので、このあたりで本題に戻ることとする。
次回更新は5月26日（月）、11時の予定です。
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