大唾液腺は耳下腺、顎下腺、舌下腺の3つ。耳下腺は耳の前方下部に、顎下腺は顎の下に、舌下腺は舌の下にあります。
小唾液腺は、大唾液腺よりも小さく、口蓋、舌、唇、歯茎など口腔内のさまざまな場所にあります。1日あたり、だいたい1.0〜1.5L分泌されています。いつも同じように分泌されているわけでなく、寝ている間の分泌はとても少なくなります。そのため、本来の唾液の働きが低下し、口の中の細菌が繁殖し、朝起きたときに口臭があったり、口の中がネバつくといったことがおこります。
こうしたことからも、寝る前の歯磨きは、1日の歯磨きの中で特に大切です。唾液の分泌量は加齢や疲れ、ストレス、薬などの副作用によって減ってしまうことがあります。
唾液の分泌は自律神経によって調整されています。リラックスしているときは副交感神経が優位になり、唾液がたくさん分泌され、いろいろな役割を果たします。
しかし、ストレス状態にあるときや興奮状態にあるときには、交感神経優位となり、唾液の分泌が抑えられてしまいます。試験前、大事なプレゼンの前、大好きな人に告白するときなど、お口の中がカラカラになる経験をしたことがあると思います。
食物の消化にはたくさん唾液が必要です。緊張した状態での食事やイライラしながらの食事では、唾液の分泌が抑えられるため、消化に影響を与えます。楽しい気分で美味しく食事することが大切です。
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