お口を覗くと身体の栄養状態が見えてきます

むし歯の餌をコントロールするだけでは…

歯の石灰化にもむし歯対策にも重要な働きをするのが唾液です。唾液は血液から直接作られるわけではありません。しかしリッチな唾液を作るためには、血液が重要な役割を果たしています。

唾液は唾液腺で作られますが、唾液腺は血液から水分や栄養素、ミネラルなどを取り込んで唾液を生成します。唾液の主成分は水で、その他にも酵素(リゾチームなど)、ミネラル(カルシウム、リン、フッ素など)、抗菌物質(ラクトフェリンなど)、その他のタンパク質が含まれています。

これらの唾液成分の効果を最大限に発揮するためには、全身の栄養状態を良好に保つことが重要です。魚、肉、野菜など、栄養バランスの取れた食事は、血液の質を整え、唾液の質に直接影響を与えるといえます。バランスの取れた食事や十分な水分摂取が、良好な栄養状態がリッチな唾液を作ります。

 素敵な年齢不詳女子になりたい 

主食を食べない、食べてもちょっぴり。でもお腹が空くから、お菓子やクッキー、チョコなどをつまんでいないでしょうか? お菓子や菓子パンでお腹を満たしてはいないでしょうか?
カロリーを減らし痩せたとしても、むし歯になりやすく、削っては詰める、削っては被せるを繰り返し、リピートレストレーションサイクルに乗る。

20代でその状態になったとしたら、平均18年後は40代、サイクルの最終段階になり、歯が数本ない状態に。栄養状態も悪い、血流も悪いとなると、40代になる頃には歯周病も進んで、順次歯が抜けて入れ歯になる。

歯をきれいに健康に保つということは、何でも美味しく食べられるという機能に関係するだけではありません。外見にも影響を与えます。

奥歯を失うと、頬がコケます。奥歯がないことで、顔が上下に縮むのでほうれい線もくっきりします。外から高い高いクリームで時間をかけてマッサージをしたりヒアルロン酸でドーピングするより、奥歯を失わないことの方が効果があります。口周りがシワシワにならないように、前歯を失わないことも大切です。

「意外に若かったね。もっと(年齢が)いってると思った」と陰口を言われるか、年齢不詳で「え、見えな〜い!」と若さを保つ秘訣を聞かれるかの分かれ道です。それが40代で訪れるかもしれません。

もちろん、歯は28本キラ〜ンとしているうえで、高い高いクリームでマッサージ、エステに通うのであれば、なお、年齢不詳ですね。