俳句・短歌 短歌 自由律 2020.08.29 句集「愛のままで咲く」より三句 愛のままで咲く 【第5回】 馬場 美那子 “こぼれる愛 からめた指の すき間から” 十七音に込められた、愛と感謝の川柳句集 母へ、恋しい君へ、愛犬へ、かけがえのない日常へ。やさしく、時に激しい愛の詩。 5章からなる川柳句集を連載にてお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 肩寄せて生きるしかない母娘草 母という大黒柱耐えて立つ 母と犬死なないような気がするの
評論 『自然災害と大移住――前代未聞の防災プラン[注目連載ピックアップ]』 【第10回】 児井 正臣 壊滅的な被害が予想される東京直下型地震。関東大震災以降100年近く、都内では震度6弱以上の地震は発生していないが... 【前回の記事を読む】無理に人が住んでしまった?100万都市を形成するための地形的条件を満たしていない広島。洪水はある程度予想ができるので事前避難などを行うことによって少しでも被害を少なくすることはできるが、地震は突然やって来る。またその被害も、建物や設備の崩壊だけでなく、津波や火災など広範に及び、さらに電気・ガス・通信・交通機関などのインフラが長期に使えず、復旧にかなりの日時を要することが予想さ…
小説 『今は令和と申すのか』 【第7回】 おおいわ 美紅 「その朝の寝息ってさあ、夜這いじゃないの?」彼は何を言いたかったのだろう。ずっと、ずーっと、と言ったその先。 【前回の記事を読む】私でも気づけるサインで教えてほしいと願った結迦。「……信長さまなの?」夜明け前に現れたのはその友人は、幼少の頃から、一般には見えない存在たちが見え、また交流していたという。それがごく普通のことで、当たり前のことだと思っていたとも。その友人は今生、生まれてくる前の過去の記憶を複数持ち、壮絶な人生を体験されていた。結迦はそんな友人と出会ってから、より見えない世界について、今もなお…