評論 詩 生きる 死 2025.05.14 【詩六篇】「人はうねりの中に生きる うねりとともに 共感 歓喜 雄叫び うねりから人生は生まれる 人は生きる」 故郷 2 故郷は生まれ在所 故郷は母 故郷の味と匂い 女性は子を産む 何事につけても母 過去は思い出 太古から続く 母の存在
小説 『あら、50歳独身いいかも!』 【第3回】 武 きき 帰ろうとすると「ダメだ。もう僕の物だ」――キスで唇をふさがれ終電にも間に合わずそのまま… 【前回の記事を読む】10歳年下の彼から突然の告白。戸惑いつつも相手を試すように口にした「私を○○○みる?」その言葉とは…はぁ~とため息が出る。久しぶりに男の匂い。ゆっくりベッドを出て、シャワーへ。「涼真君、私帰るね。終電に間に合うから」「ダメだ! 帰らないで。泊まって!」「何言っているの! 着替えも無いし。帰る……」ベッドに引っ張られ涼真君の腕の中。「ダメ。明日休みだから買い物行って、映画も見よ…
小説 『カスバの女』 【第20回】 竹中 水前 太陽の下にいると熱い空気が身体を着衣ごと焦がす。じっとしていても暑さで体力を消耗する 【前回の記事を読む】井原と加藤、二人は同年代でしかも同じ九州出身「二人の時は友達として敬語抜きで、九州弁OKでざっくばらんに話をしませんか」砂の中にくっきりと黒いアスファルトの道路が地平線の彼方まで真っ直ぐに延びている。対向車にはめったに会わないので、シャドリはセンターラインを跨いで道幅を一杯に使って走り続ける。まれに対向車が来ても、走行車線側に戻るだけでスピードを緩めることはない。道幅が対向車…