事例5の問題点の分析 なぜ、こうなる?
・その土地の方言や訛りに馴染みがない
この事例は危うく、「うちでは対応できない」になりかねない状況でした。担当者は、私よりはるかに若い人なのですが、相手が何を喋っているのか全く聞き取れなかったそうです。
私の偏見かもしれませんが、身近にお年寄りがいない環境であったり、テレビや動画から流れる音声に馴染んでいたりするためか、その土地の方言や訛りのない、標準語を話す若い人が多いように見受けられます。
事例5の対応方法 さて、どうする?
・相談者を不安にさせない工夫を
相談者がお年寄りであれば、その土地ならではの方言や訛りが目立つ方もいらっしゃいますし、病気の症状などで声量が小さい方もいらっしゃいます。その一言一句がわからなくても、聞き取れる部分から話の内容が推察できることもあります。
「おっしゃっているのはこういうことですか?」と相手が言いたいと思われることを要約して聞き返してみるとか、「もう少し詳しくお話ししていただけますか?」と話をつないで、相談者を不安にさせない工夫はできます。
次回更新は5月3日(土)、8時の予定です。