【前回の記事を読む】トイレやお風呂、キッチンなどの水回り、玄関などの出入り口…どこに配置してる?家のどこに何があるかで、仕事運や健康が決まる!?

第2章 「風水家相」を知ると幸せな家づくりが見えてくる

方位が影響を及ぼすもの

家族の役割

そのほかにも方位には意味合いがあります。主人や主婦といった家族の役割を表すものです。例えば北西は主人の場所、南西は主婦の場所、東は長男、東南は長女の場所となります。

これは家庭内での家族の力関係に影響が出てきます。主人の場所である北西が欠けている凶相の家は、ご主人が単身赴任で家に帰ってこないとか、仕事が忙しくて家にいる時間が少ないなど、ご主人の存在感が薄い家となります。

北西が欠けて、ご主人の力がない家は問題が多いものです。北西が大きく欠けると、物理的に南西が張り出す形になります。この場合、南西は家の主婦である奥様の場所ですので、奥様が力を持ち、頑張って家の中を切り盛りしなければならない状況となります。

ご主人と奥様、ご家庭では、どちらが力を持っていても良いのですが、家相的には北西がほどよく張っている形が良いと言えそうです。

南西は主婦やおばあちゃんの場所です。南西が張り出している家には、だいたい元気なおばあちゃんがいらっしゃるのです。

そして後に出てきますが、南西は資産を表す場所でもあるので、おばあちゃんが土地や資産を持っていて家の中でも力を持っているというご家庭も多いものです。女性であれば、南西を吉相にしておきたいものですね。

東北は後継者の場所です。ご相談としても非常に多いものになります。私はよく、出張鑑定でご相談者様の家に呼ばれて行くのですが、家の後継ぎが生まれない、長男がいるが遠方で暮らしていて戻ってこない、代々養子を迎えているなどの事例を見ることがあります。

そのような家に共通して見られるのが、東北の凶相です。東北が大きく欠けていたり、トイレや浴室があるなどの場合に、このような問題に悩まされるようです。また親戚関係の意味合いもあり、欠けていると頼りにならず、トイレや浴室だと関係性に問題が生じて揉め事に発展する場合などもあるようです。

西は18歳未満の女児の場所となります。お嬢さんがいらっしゃる家は西の凶相は避けるべきです。お嬢さんの素行に問題が出ると言われていて、友達の家を泊まり歩いて家に帰ってこないとか、悪い仲間ができるなどの事例が多くあります。

お嬢さんの問題で悩む親御さんは家の西側の凶相を疑ってみてください。

東は長男の場所となります。東が凶相である場合、長男が頼りにならない、自立できないなどのマイナスの影響があるようです。

東南は長女・結婚適齢期の女性の場所です。特に良い縁談に恵まれるかどうかにかかってきます。

凶相の場合はなかなか結婚のご縁がまとまらないことが多いようです。一人暮らしのマンションであっても、東南が欠けている凶相に住んでいると、結婚の機運を逃しやすくなります。

ご結婚を望まれている場合は、東南が張っている、窓がなく壁になっているといった吉相の部屋に住むことをお薦めいたします。

東南が吉相の家に引っ越してから間もなく良いパートナーに巡り会えたという実例もあります。

このように家族の役割ごとの方位があるのですが、その方位にその人の部屋を作ることが吉となるわけではありません。

東は長男の場所だから、長男の部屋を東に配置した方が良いですか?といった質問を受けることがあります。これは間違いで、部屋割りについては、後ほどお話しする風水インテリアによる吉凶に基づきます。