【前回の記事を読む】家の吉凶、知っていますか? 正しく家相を診断して、気のバランスを整えよう。リビング、水回り、キッチン、相性から適切な配置は......
第2章 「風水家相」を知ると幸せな家づくりが見えてくる
家相の吉凶を判断するための手順
家の中心と真北が分かれば、間取り図に方位盤を合わせて家相を判断することができます。家の家相盤を見ていきましょう。方位は東西南北を30度、東北、東南、南西、北西を60度ずつに分けてあり、それぞれの方位に十二支が入ります。
そして、北と南、東と西の中心をはしっている線が「正中線」、北西と東南の中心を走っている線を「四隅線」と呼びます。中でも東北から南西にかけてはしる線が鬼門線となり、この線を中心に15度の範囲には、トイレやお風呂、キッチンなどの水回りや玄関などの出入り口を置くことは避けておきましょう。

また、それぞれの方位には干支(かんし)という五行を司る記号が割り振られています。
特に重要になるのが、北の方位にある壬(みずのえ)・癸(みずのと)、 東の方位にある甲(きのえ)・乙(きのと)、西の方位にある庚(かのえ)・辛(かのと)の範囲です。この範囲には、トイレや浴槽、シンクなどの水物でも無難に配置できるとされています。
それでは、ここまでの内容を踏まえて方位の意味合いが分かったら、家相の吉凶を判断します。家の吉相と凶相には以下のような条件があります。
吉相の条件
- 張っている
- 壁で止まっている
- 別棟がある
凶相の条件
- 欠けている
- 窓や間口で開いている
- トイレやお風呂がある
- 玄関や土間がある
このような条件が、家のどの方位に当てはまるかによって、住む人に様々な影響が及ぼされるのです。その影響について次から詳しく見ていきましょう。