歯ぎしり、食いしばりは交感神経の緊張が原因
歯ぎしりや食いしばりで歯科クリニックに行くと、改善のためにマウスピースを勧められます。しかし、マウスピースでは、歯のすり減りを改善できても、歯ぎしり、食いしばり自体は改善しません。どこに行くにもマウスピースが荷物の
一つになります。それは、地震などの震災で逃げるときも例外ではありません。家が揺れて壊れそう、家が濁流で流れそうになり急いで逃げたいのに、マウスピースを取りにいく自分を想像してみてください。命の危機がせまるときそんなことやってられないですよね。
マウスピースを日常的に使っている人は、マウスピースがないと避難所のような日常ではない所では、なお寝られないですね。たくさんの人が避難所に集まり、自分もみんなも気持ちがざわつき、ただでさえ恐怖で寝られない中、なんとかやっと眠れたのに、あなたの歯ぎしりの音でまわりの人が起こされる。
これ、絶対、不満材料になります。大きな災害はいつ起るかわかりません。気持ちよく(?)避難するためにも、歯ぎしり食いしばりは治しておいた方がいい。
歯ぎしり食いしばりを起こす理由はいろいろありますが、多くの人に当てはまるのは交感神経の緊張です。交感神経が緊張するとアドレナリンが放出されます。
学校や職場でイライラしたり、心配や不安が解消されなかったり、寝る前に見たSNSで不安になったり、キャッハー!と興奮したりすると、夜間にアドレナリンが放出されます。
また、夕食から次の日の朝まではかなり時間があるため、夜間に低血糖になると、その改善のためにアドレナリンが放出されます。