【前回の記事を読む】中学1年生のとき、同じクラスの女の子からそっと渡された紙切れ。そこには「好きです。つき合ってください」と書かれていて……
中学校時代
中学での恋愛
続く歌詞も、このころのわたしの心に突き刺さっています。「生まれてはじめて愛されて、私はきれいになっていく、甘い甘いロマンスなの、しあわせな私~」なんとリアルな感性で作られた歌詞なのでしょう。
子どもであった私の心にもかなり響くものでした。いまさらながら、驚いてしまいます。作詞家阿久悠さんが天才と言われる由縁なのでしょう。
連合体育大会
両親が若い頃は、それぞれ結構運動をしていたようです。父親は大学時代にテニスの全国大会で優勝するレベルであったようで、母親もソフトボールと陸上をやっていたようです。
そういう親から運動能力をもらったおかげか、一つの競技を突き詰めることはなかったものの、短距離走だけはいいタイムを出していました。中学3年秋の体育大会の学年別リレーで、3年生の部でクラス代表のアンカーとして出場することになりました。
いつも一緒に通学していた友人と競い、ゴール手前ぎりぎりで先着して学年で優勝したのはいい思い出です。その大会の整理運動をしているときに見上げた真っ青な空は目をつぶるといまもはっきりとよみがえります。
生まれて初めて「今日のことは一生忘れないかも」と思った、45年前に15歳だった少年の大切な思い出です。
おそらく同じ年です。各中学から代表選手を選出して行う、市内中学対抗の連合体育大会に出場するように体育の先生に言われました。大会の1週間か10日前から、代表になった生徒は放課後に練習をするように言われて、私もトラックを走りました。
そして本番です。万博記念公園の陸上競技場で走ったのですが、いざ競技が始まるという時に、スターターなるものを係の人に渡されました。陸上短距離競技で、スタートの時に足元にセットする器具です。
その場にいた人は、陸上部員とは限らないまでもそれなりに競技の場数を踏んでいたからやり方を知っていたのでしょうが、わたしは遠目に見たことはあっても初めて触わったのですから大変です。
そんなに複雑な構造ではないからある程度のことはわかりましたが、「よーい、どん!」とスタートしたときに不利になるのもいやだし、周りに何か迷惑をかけることも嫌だったので、恥ずかしながら隣りのレーンで準備している人に教えてもらいました。
その人はめんどくさがらずに丁寧に教えてくれました。後で同じ中学の友人から聞いた話ですが、その人は中学3年生100mの日本 100傑に入っていた人のようでした。
レースの結果、全くの素人の私が12秒6で先着することになりました。緊張感なくそんな場に来ている不思議な奴に、ペースを乱されてしまったんだろうと思います。15歳ながら、当時の私は少々申し訳ない気持ちになりました。