しかし、50代で病に倒れ、闘病生活は約10年。元気な父親の姿を知らずに育ちました。心身共に健康であることが本当の幸せへの第一歩なのではないか、そう考えます。
そのためには、健康的に生活すること。体力づくり、栄養管理はもちろん、自分自身の心の管理もしっかりと行う。
体重や身長、血液検査のように数値化されない心の状態は自分自身できちんと向き合わなければ、心が壊れた時は時すでに遅いことになってしまっているのです。
第二章 子育てから学ぶこと、学んだこと
「郵便局はあの頃忙しかった」
昔を懐かしみながら母は言います。
まだパソコンもスマートフォンもない時代、通信手段は電話か手紙でした。
当時は東京中央郵便局こそ日本のハブとなる郵便局であり、年末恒例の年賀はがき受付開始日は大物タレントやスポーツ選手など著名人が年賀はがき受付開始セレモニーイベントに招かれ、自身の年賀はがきをポストに投函する様子をテレビで見たことがある方もいると思いますが、そんな巨大郵便局の食堂で早朝から深夜まで両親は働いていました。
私が生まれ、両親それぞれが交代をしながら育児をするも母の実弟の義貴おじさんが北海道から育児サポートをしに短い期間ですが、東京に出てきてくれました。
当時はオイルショック後でもあり、紙おむつは本当に貴重で、在宅時は布おむつを利用。(私のことなのですが、私にはまったく記憶がありません)