クッキーは目に入るあらゆるものをチェックします。

クリーニングハンガーやその他諸々のプラスチック製品、ボール箱や紙袋、そして、クッション囓り。ソファーに置かれている背当てクッション、フロアーの硬質スポンジクッション、オットマン、どれもお気に入り。タグや角部から囓って、中綿やスポンジを引っ張り出し、噛み砕いて振りまく。しかもあっという間。

噛み癖を予防するための市販の苦い液体を振りかけるのですが、その効果はあまり長くは続かないようです。しばらくすると、また戻ってきて取り組んでいます。

本や雑誌、特にハードカバーの本は大好物。何気なく置いてあったカアサン気に入りの小説、六法全書、特許法、ペットのしつけ法……、みんな彼女に囓られて、見る影もないボロとゴミの山に。

ただ、本好きとはいえ、彼女の囓りまくったたくさんの本や雑誌の中身が、彼女の教養に役立っているかどうかは定かでありません。

かくして、我が家は、クッキーに囓られた残骸が散乱し、食卓の椅子には、クッキーがテーブルに上がるのを防ぐためのティッシュ5箱パックが2つずつ置かれ、その他、部屋中のあらゆるものが、クッキーの手の届かない(ジャンプして届かない)ところへごたごたと危なげに積み上げられているという、無惨なゴミ屋敷となりました。

寝室 2009年10月30日 クッキー2才8か月

2才半くらいまで、クッキーはケージで寝ていました。トイレが仕切られた大きなケージです。玄関に近い寝室で私たちと一緒に寝るのは、朝の新聞や牛乳の配達に彼女が吠えるからダメ、というのがトウサンの言い分でした。

でも、クッキーは、本当はケージはいや、いつもトウサン・カアサンと一緒にいたかったのです。実際、トウサンが出張のときには、彼女はカアサンの布団の上でおとなしく寝て、何の問題もありませんでした。

夜ケージに入れるのはトウサンの役目。だって、クッキーはカアサンに全くのひっつき虫で、カアサンが家にいながら自分がケージに閉じ込められることには我慢できない。

で、ケージに入れた後、カアサンの姿がちらとでも見えてしまうと、「出してよ!!」と騒ぎたててしまう。

10月26日、その夜は、何かのキッカケでカアサンの姿を見かけたのでしょう、いつまでも騒いでいました。カアサンは寝てしまったけれど、トウサンによれば、2時、3時、そして5時頃までケージの中で騒いでいたらしい。

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