第一部

自殺未遂を繰り返した日々

その時、母に「残すくらいならもうお弁当は作らなくていいよね」と言われ、学食もだんだん面倒になっていき、そこから少しずつ何も食べなくなり、最終的に拒食症という病名がつくほどになっていた。

拒食症になるにつれ、不思議なことに少しずつ自分の中でルールや食へのこだわりみたいなものができてくるのだ。

私の場合、一日の摂取カロリーは500キロカロリー以内。

何かを買う時は、必ずカロリーの表示の確認をしないと安心して買えない。

そして、今までと違う点は、やったらやった分だけの結果がついてくるということだった。

普通の食生活というものがどういうものなのかさえ忘れ、食への概念が完全に狂い、目標の体重などを決め努力し続けた。そこに意味があるとするなら、それはただの自己満足だけだ。今まで何をしても、どれだけ頑張っても結果は残酷で、報われる経験がなかった私にとって、達成感という感覚を初めて味わい、最終的に私の食生活は、夜アイスを一つだけという生活になった。