絵本・漫画 エッセイ 旅 ヨーロッパ 2024.12.07 【スペイン旅行】ビルバオ、サン・セバスティアン、マドリード。―「旅の食卓」をスケッチした絵画集 旅の食卓 【第4回】 小手川 映子 ワインが並ぶ食卓を、絵具で彩る食卓へ この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 知らない風のにおい、心ときめく料理、不思議と陽気になる人付き合い。みずみずしいままスケッチブックに写された、旅の記憶と食をたどる絵画集。ひとつひとつの出会いが、食の喜びとともに紡がれる。※本記事は、小手川映子氏の書籍『旅の食卓』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 始まりはピクニックバスケット 写真を拡大 美しき旅仲間 写真を拡大
小説 『迷いながら揺れ動く女のこころ[人気連載ピックアップ]』 【第4回】 松村 勝正 家政婦になったときから、ご主人を異性として意識したことはなかった。しかし昨晩の出来事で、奥様に対する小さな嫉妬心が芽生え… 【前回の記事を読む】あの時、家政婦は嫉妬していた…? 家に来て20年。夫の入浴介助は彼女の仕事。それを私が気まぐれで奪って…四方八方から飛び交う市場独特の掛け声や買い物客たちの行き交う足音で、二人はしばらく無言でいた。市場の入り口に差し掛かった所で、美代子が「美月さんは毎日大変ね。私、昨日主人の入浴介助をしたでしょう。初めは軽く考えていたのね。でも無理だと悟ったわ。やはり美月さんにお願いします」…
小説 『短編集 熟言 一巻』 【新連載】 白龍 虎俊 【短編集】商店街に迷い込んだ男「サブちゃん」。名前や住所を聞いても「わかりません」と繰り返すばかりで… 北風が強く吹く夜だった。仕事を終えた市瀬は、早歩きで三郎商店街の事務所へと向かっていた。かつて賑わったアーケードは薄暗く、人影はまばらだ。シャッター通りと言われて久しいが、日が経つにつれ、その寒々しさはいや増すばかりだった。ここに噂の大型スーパーが進出してきたらと思うと、暗澹(あんたん)たる気分になる。目的地の建物の前に来ると、二階の事務所の窓から煌々と明かりが漏れている。一階はかつて文具店だっ…