エッセイ 書道 詩画集 2024.12.06 【アート】「花のいのちはみじかくて 苦しきことのみ多かりき」(林芙美子)他…書家による書芸術作品集 【前回の記事を読む】「天に星 地に花 人に愛」(武者小路実篤)他…書家による作品集『今を大切に 君の人生だよ』より 【イチオシ記事】「リンパへの転移が見つかりました」手術後三カ月で再発。五年生存率は十パーセント。涙を抑えることができなかった… 【注目記事】店が潰れるという噂に足を運ぶと「抱いて」と柔らかい体が絡んできて…
エッセイ 『ある朝、突然手足が動かなくなった[人気連載ピックアップ]』 【第4回】 市川 友子 痛みから解放されたい、喉を切開して直接チューブを入れてほしいとまで思っていた。そして声も出せなくなり、その辛さは想像を超えた 【前回の記事を読む】足から始まり、喉の筋肉も動かなくなり、しだいに呼吸困難になっていった。そして、たった1日半で動かせるのは首のみになった…【28日】 この日は血漿交換は休みだが検査は続いている。2時間ごとに看護師さんや介護士さんが、私の腰に枕を挟み床ずれ対策をしてくれる。私は寝ているだけだ。【29日】私は血漿交換の説明を受け、腕に針を刺されたことは覚えているが、終わったのは記憶にない。【30日…
小説 『愛[注目連載ピックアップ]』 【第23回】 高見 純代 絶縁状態の父からの手紙と一緒に届いたのは…「十年も遅れて申し訳ないが、受け取ってほしい」私は全く嬉しくなかった—— 【前回の記事を読む】どんなに偉くても、功績を残しても、人は必ず死ぬ。私の仕事は人の死と向き合う事から始まるが、慣れてくると…十二月の始めに、長さ一七〇センチのマフラーは編みあがった。両端に、長さ七センチのヒラヒラの飾り、フリンジを付け、完成した。二十日の日曜日を待つばかりとなった。私はできあがったマフラーを緑色の紙に包み、赤のリボンを結んだ。しかし、不安もあった。神矢はこれを喜んでくれるだろうか…