四季折々、わたしのカケラ

しあわせないろ

あったかぽかぽか まふゆのだんぼう

からだのまんなかから ほぐされて

だんぼうからながれる あたたかいくうき に

いろをつけるなら おれんじいろ

こごえたてあしを こころを

いろいろなほうほうで すべてのほうこうから

あたためてあたためて とかしてゆく

だんぼうが きのうきりそろえたばかりの

おもはゆい まえがみを ゆらしてなびかせる

そのまえがみにふりそそぐ へやのひかりは

やっぱり おれんじいろ

こたつのつくえの まんなかにおかれた

つやつやした みかん

みんなのえがおを つれてくる みかん

を たべすぎた わたしのりょうては

きれいな おれんじいろ