『トリアージ』/犬養 楓
救命救急医の主人公が重症患者を選別しなければならない現実に直面して苦悩する。
●コロナ感染者やその家族への差別意識や行き過ぎた同調圧力など心理的な分断が発生し、不安感、閉塞感が満ちた世界を描いた小説
『あなたに安全な人』/木村紅美
中年の男女が東京から田舎町の故郷へ帰ってきた。町にはコロナの感染を異常なまでに恐れる空気があった。二人は住民からのいわれのない差別を経験する。
●国家や過激集団が国益や自己の願望のために強毒性ウイルスを生物兵器として使用する国際的謀略を題材にした小説
『武漢コンフィデンシャル』/手嶋龍一
武漢を皮切りに中国の上海などの各地、ワシントン、ニューヨーク、ロンドン、日本など全世界を舞台に起こる新型コロナウイルスをめぐる国際的謀略の姿を描く。
『感染シンドローム』/初瀬 礼
ウイルスに感染しても症状が出ないという奇病を持つジャーナリストの主人公が、国際謀略戦で活躍する姿を描く。
『デビルズチョイス』/初瀬 礼
主人公の女性特命捜査官が、国際カルト集団や国際手配中の女性テロリストとの戦いで大活躍をする。
●日本国内で強毒性ウイルスや細菌を使ってテロ活動を実行する事件を題材にした小説
『連鎖感染』/北里紗月
千葉県の総合病院で謎のウイルスに感染した患者が次々と運び込まれてきた。その患者たちはバイオテロの犠牲者だという怪文書が届いた。医師たちの謎の病原体との戦いがはじまる。