いつまでこんな歪な状態を放置するのでしょう? 現実に即するなら憲法改正をして自衛隊ではなく国防と災害救助を任務とする防衛軍と憲法に明記すべきです。それをいつまでもさぼってやらないのは政治と行政の不作為行為に他なりません。

私はこの不作為を終わらせる為に今回『日本民主保守党』を立ち上げ、その党首に就任致しました。

そして今日は衆議院北海道五区から日本民主保守党公認候補として立候補してくれた、自衛隊出身の宇都宮隆之さんの応援の為、北海道の皆さんに宇都宮さんへの支持をお願いに参りました。

どうか小選挙区の投票用紙には宇都宮隆之と書いて、比例区の投票用紙には日本民主保守党と書いて下さい。面倒だったら『ミンホ』で構いません、何卒宜しくお願いします」と言って武藤が頭を下げてお願いすると詰め掛けた七、八百人ぐらいの聴衆から一斉に拍手が沸いた。

そんな拍手に紛れて、明らかに武藤を毛嫌いしている集団と思しき一行が、「帰れ」「帰れ」コールをしている姿を武藤は目にしていた。今回も武藤は、青木にヤジのチェックを命じていた。

武藤は宇都宮隆之と比例区立候補者五名とで選挙戦略を確認した。選挙用法定ビラや選挙用はがきを徹底して活用する事、札幌市千歳市、恵庭市等に徹底してポスティングで日本民主保守党の党名を浸透させる事、街宣活動を小選挙区の街宣車と比例区の政党街宣車をフル活用する事等を確認した。

武藤は候補者に、 「選挙期間中にもう一度応援に入るからそれまで精いっぱい六人で頑張って頂戴」と言って次の応援先の仙台へと向かう事になった。

「今から函館へ向かえば一四時四八分の新幹線に乗れる?」と武藤が宇都宮に訊ねると、「高速道路を使えば十分間に合います。スタッフがその心算でスタンバイしています。お二人とも車に乗って下さい」と言って宇都宮の選挙スタッフが北海道新幹線の函館駅まで送ってくれることになった。

これを受け、青木はスマホで一四時四八分函館発の北海道新幹線はやぶさグランクラスを押さえた。北海道新幹線は現在函館北斗駅までが営業運転中で二〇三〇年に札幌乗り入れが計画され、現在延伸工事が進められていた。

武藤達が乗った一四時四八分発のはやぶさは所要時間二時間四一分、一七時三〇分には仙台駅に到着し、そのまま仙台駅前で日本民主保守党公認候補者木田将宗の応援演説をする事になっていた。

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