エッセイ エッセイ 北朝鮮 琴湖地区 2024.07.27 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)で「朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)」の職員として二年間駐在! ぼんくら外交官の北朝鮮日記-2年間の「楽園」滞在見聞録- 【第1回】 杉山 長 海辺の楽園に駐在していました。 この記事の連載一覧 次回の記事へ 最新 1998年からの2年間、北朝鮮の東海岸にあった『琴湖地区』に初代の日本代表として赴任した著者が明らかにする、貴重な実体験を綴った日記風エッセイ。※本記事は、杉山 長氏の書籍『ぼんくら外交官の北朝鮮日記-2年間の「楽園」滞在見聞録-』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 はじめに
小説 『岬 上巻』 【第11回】 まつはじめ 「運転資金は出せそうにない」はっきりしないまま、突然の手形割引拒否! その町には産業という産業はなく、多くの人が都城市に働きにきていた。「そうでしたか。彼が関東工場の企画書を作ったときは、さすが銀行マンだな、と思いましたよ。でも、あとで聞いたことですけどね、銀行には、模範企画書があって、それに適合しているかチェックするだけでよいようになっているそうですよ。模範企画書に沿って作っただけですよ。たいした頭は要らないそうです」「そうかもしれん。チェックリストに沿っていれ…
小説 『にゃん太郎の冒険物語』 【第3回】 作間 瓔子 ある日、赤い首輪をかけてくれた。アニメ映画に出てくる黒猫みたいだと、会う人みんなが僕をはやし立てた。 ある日、智子ママは赤い首輪をかけてくれた。魔法使いの女の子が荷物を届けるアニメ映画に出てくる黒猫みたいだと、会う人みんなが僕をはやし立てた。僕は抵抗せずに、智子ママが出かけたときは、できる限りきちんと留守番をして、なるべく阻喪(そそう)もいたずらもしない。夕方には、猫キャラさながらに二階のベランダの縁に上がって、じっとママの帰りを待っている。家の前の歩道を歩いてくる姿を見つけると、同時に智子ママ…