学校を出ていないとか、頭が悪いとか、手先が不器用だとか、そんな御託を並べても始まらない。とにかく一度やってみる。これが一番の勉強だ。
ダメだと思ったことが、意外と自分にもできて面白いこともある。逆に自分にもできると思ったものが、全くダメだと分かるものもある。
強く生きるための試練と環境を与えられたお陰で〝足るを知る〟、そして〝今がある〟。収入が無いのであるから、見栄を張ったような背伸びをしてはならない。必ずそのシワ寄せが来る。
分相応に、地道で質素な暮らしぶりが大事になってくる。誰からの援助にも頼らず、人様に迷惑をかけず、自分の力で遊ばないと〝遊ぶ〟ことにはならない。
仕事を持たないで生きるとはいえ、生きてゆく以上少しでも人のため、世のためになっていこうとする姿勢を忘れてはならないと思う。
一度限りの人生だから、くよくよしない、あくせくしない。小さくとも、常に夢や希望を失ってはならないと思う。
目の黒い間中ゴソゴソ働いて、俺もうダメだと思ったとき、すべてがダメでは人生あまりにも淋しい。
今まで頑張ってきてよかったなーとしみじみ思える〝与生〟があって、本来の人生ではないだろうか。
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