ガイダンス 幸せとは何か ~幸せを知らないと幸せにはなれない~ 幸せになるためには?
縁が人生を発展させる
与えられた運命の中で精一杯努力をして、因果応報の法則に従う
現在私は、これまで享受してきた出会いを、今度は学生や若手研究者に還元する立場になったと自負しています。若い人の成長は、教育・研究者にとって大きな喜びです。
若手研究者の皆さんには、与えられた運命の中で精一杯努力をして、因果応報の法則に従い、希望に満ちた将来を手にして頂きたいと思います。
キャリアデザイン=人生設計
孔子のキャリアデザインを参考に自分の年齢に合わせたキャリアアップを意識する
キャリアデザインとは、自分の将来のキャリアを明確に設定し、キャリア実現の具体的方略を立案し実行することで、どのような生き方をしていきたいかを考えることです。
高校生が自分の将来のキャリアを漠然と設定することは可能ですが、どのような働き方をしたいかまではなかなかイメージできないので、大学入学後も継続してキャリアデザインを考えるとともに、自分の適性や能力を自己分析して、設定したキャリアが自分にマッチしているのかどうか検証することも必要です。
大学では、専門分野を学ぶのと同様に自由に(自分の判断・責任・能力で)生きていくために必要とされるリベラルアーツを学ぶことが重要です。
社会で必要な知識や情報である教養教育と問題や課題を解決していくための知識やスキルを習得するリベラルアーツとが区別されますが、物事を多角的(複眼的)に捉えて、様々な課題に柔軟に対応できる能力を鍛えていくことが重要です。
私の場合は、専門分野は歯学でしたが、歴史、文学、経済学、政治学などの他の専門分野を学ぶ機会があったのに、そのチャンスを逸してしまいました。
私の学生時代は、教養課程と専門課程があり、教養課程はまさにリベラルアーツを学ぶ良い機会でしたが、先輩方のありがたくもありがたくない親切で、楽に単位が取れる裏ガイダンスなるものが存在していました。
大学に入っても、合格点だけ取ればよいという受験勉強を引きずっていたのです。大学で国家試験資格が取得できるような医学・歯学のような専門家養成学部の学生には、教養科目は単位を取得するだけで十分という態度の人が多い、と担当の先生が嘆いていたのを思い出します。