それとともに夜間頻尿の状態が増えてきます。代謝量と関係が深いのは、食事で発生する熱量と筋肉から発生する熱量です。

これらの改善、維持が老後の健康的生活には必要であり、早くて60歳過ぎ、70歳代の元気なうちに運動、趣味などのルーチンワーク(定型活動)を持って意欲的に維持、継続することが大切です。これは老後の常識であり、日常生活を自己管理する意識、意欲が大切なのです。

▼ 診察室から見えてくるもの

当院は大都市大阪に行き来する人の多い、緑の残る衛星都市、茨木市に在り、人口28万で高齢者が増えてきました。診察室で話を聞いていると、いろいろ教えられることが多く、

50代から90代までの患者さんの様子と変化を目の当たりにしていると、老化の概観に気づかされます。

退職した元気な患者さんの日常生活を聞いていると、夜10時〜5時の規則的な睡眠をとる人も多いことに感心させられることが多いです。早い人では暗い内からウォーキングにいく70代、80代の男性がかなりおられ、健康意識の高い人をよく見かけます。

体を動かす高齢者は、ジム、ゴルフ、ハイキング、早朝ウォーキング、グランドゴルフ、ゲートボール、卓球、プール、自転車、カラオケなどを取り入れ、生活に行動のルーチンワークを作り、活発に動き回っている人の話をよく聞きます。私の行くジムでも、朝の開始は行列ができ、昼間も男女とも高齢者天国です。

そうした人の夜間頻尿は、前立腺肥大症や過活動膀胱を治療すればたちどころに改善し、0〜1回になる場合が多いです。

70歳ごろから成人病などの有病率が増え、80歳を過ぎると身体の行動制限が出てきます。

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