先生、近い将来、また日本に一時帰国した時にお会いできるのを今から楽しみにしています。その時、今以上に自分がやっていることが大好きで、胸を張って先生にご報告できるように、今からもっともっと精進していきたいとモチベーションをガツンとあげていただいたメッセージだった。
本当に先生に出会えてよかった。先生に出会えたからこそ、いろんな困難が次々に襲いかかってもここまでなんとか突き進んでこられたに違いないと確信している。先生、大好きです! これからもずっとずっとお元気でいてくださいね。
2-4:ハルトラマン参上!
大学に入ってすぐから大学院卒業まで学習塾の塾講師をしていた。
中学生の頃からすでにクラスメイトや小学生に教えるということをしていたので、自分にとって「教える」ということはとても好きなことだった。
実はその背景には、幼少期からの右へ倣え、周りと比べられる教育の中での息苦しさと、その逆の、早苗先生みたいな斬新でわたしの視野をぐいぐい広げてくださった教育の中での自由さを両方体験することで、自分ならこういう教え方をして、こういう先生になれるのに、という思いがその頃までにある程度確立していたのかもしれない。
中学の頃、定期テスト前になると、自分で勝手にテストに出そうなところをまとめたプリントのようなものを作っていた。
最初はあくまで自分自身のテスト対策用だったのに、ある時誰かが欲しいと言ってきて、同じものを作って渡してあげた。そうするとまた一人、もう一人と同じように言ってくる人が出てきて、また同じものを作って渡してあげた。
そして実際にテストに結構な確率でその問題は出題された。だから、プリントを渡してあげた人たちはみな口々に「ハルちゃんはテスト予想屋さんだ。先生が出すところがなぜかわかるんだ」と言い始めた。
【前回の記事を読む】夕日を眺めて何色が見えるか書き出す宿題。恩師との思い出…