経営者のアイデアを見える化したものが事業計画書

なぜ事業計画書が必要なのか?

「計画なんかいらない! やりたいことに没頭すればうまくいくんだ!」という方とたまに会うことがあります。もちろん、頭の中で事業戦略を立てて、ブレずに実行できる方であれば良いと思うのですが、ほとんどの方は忘れてしまうことでしょう。

事業計画書をつくることで、事業戦略を固めて、今やるべきことが明確になります。加えて、経営者の考えをほかの人に正確に伝えることもできます。

経営者は、基本的に自由です。趣味を仕事にすることもできますし、興味のままに事業を手広くやっていくこともできます。しかし、時間とお金には限りがあります。使い方を間違えると、資金繰りが悪化し、経営が危うくなる可能性があります。

役員や従業員に経営方針が間違って伝わってしまう可能性もあるでしょう。事業計画書がなければ、銀行からの借り入れもできません。そういったことを防ぐために事業計画書を作って、経営者の頭の中にある未来予想図を資料として見える化することが有効なのです。

事業計画書に沿ってお金と時間の優先順位をつけることで、周りの協力を得ながら、事業の軸をぶらさずに経営することができるんですね。

最低限考えておきたいこと

「事業計画書は大事」ということはわかっても、どうやって書けば良いかわからないという方がいると思います。ポイントはずばり、「成果を上げるためにやるべきことを書き出す」ことです。

仮にあなたが何か事業をしていたとして、これから売り上げをもっと上げていきたいとします。このとき、考えるべきは次の三つです。

 

  • ① 売り上げを伸ばすためになにをすべきか? 
  • ② そのためにどのような先行投資が必要か?
  • ③ 最初にやるべきことは何か?

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